介護施設で老いを考えた：／５０ 有料ホーム／４ ／宮崎 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇介護実習で受けた衝撃 宮崎市郡司分にある有料老人ホーム「グジブランド」で、新たな入居希望者や家族の相談窓口を務める一人が、社会福祉士の松村為史（ためふみ）さん（３７）である。 松村さん自身を紹介しながら有料ホームの内側に入って行こう。 新富町出身の松村さんは妻高校を卒業後、福祉専門学校で２年間学んだ。最初は川南町の老人ホームへ勤め、デイサービスや特別養護老人ホームで経験を積んだ。 だがそこには、その２種類の施設しかなかったので「さらに幅広く介護施設を経験してみたい」と考えた松村さんは、県内で最も多種類の介護施設を経営している宮崎市高岡町の辰元グループへ４年前に転職した。 最初の１年間は「ケアハウス」（高齢者向けの食事つきアパート）で働き、３年前のこの有料ホームの開設と同時に移ってきた。デイサービス、特養、ケアハウス、有料ホームの４施設を経験したことになる。 専門学校の１年目、１９歳だった

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＞「やさしさや同情だけでできる行為ではない」とも感じた。「仕事だからできるのです」