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今週の本棚:若島正・評 『フランク・オコナー短篇集』=フランク・オコナー著 - 毎日jp(毎日新聞)
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今週の本棚:若島正・評 『フランク・オコナー短篇集』=フランク・オコナー著 - 毎日jp(毎日新聞)
(岩波文庫・798円) ◇「同じ人間」感じさせる愛すべき作家 アイルランド出身の二〇世紀作家を二人選... (岩波文庫・798円) ◇「同じ人間」感じさせる愛すべき作家 アイルランド出身の二〇世紀作家を二人選べと言われれば、人は誰でもジェイムズ・ジョイスとサミュエル・ベケットの名前を挙げるだろう。この二人は、アイルランドに限らなくても、二〇世紀を代表する大物だからである。そのことじたいには、まったく異論はない。しかし、もしこの二人を愛しているかと問われれば、わたしはお茶を濁すしかない。仰ぎ見るしかない作家ではなくて、もっと身近に感じられる作家のほうに、わたしはずっと愛着を抱く。そういう意味で、アイルランド出身の愛すべき二〇世紀作家を二人選べと言われれば、わたしは躊躇(ちゅうちょ)なく、ショーン・オフェイロンとフランク・オコナーの名前を挙げる。なんだったら、ジョイスとベケットの全作品を、オフェイロンとオコナーのいくつかの短篇小説と取り替えてもいい、そう思うくらいに愛している。その意味で、今回わが国