海音寺潮五郎記念館:閉館へ 低金利影響で活動できず−−東京・世田谷－ 毎日ｊｐ(毎日新聞)

東京都世田谷区にある海音寺潮五郎記念館が、文部科学省への閉館の申請手続きを進めている。 同記念館は、『天と地と』『海と風と虹と』などの歴史小説で知られる海音寺（１９０１〜７７）の功績を後代に伝えるために７９年、海音寺の自宅で開館。栃木県にある別荘を那須記念館とした。財団法人として資料の整理・公開、郷土史研究や、年数回の文芸講演会といった活動のほか、学術団体などへの経済的支援を続けてきた。 同館理事長を務める長男の末冨千橿（ちかし）さんは「開館当初は金利が高く、基本財産の利息と印税で活動できた。金利の低い現在では、古くなった建物の維持がやっとで、公的な活動が満足にできない。そんな財団を後に残したくない」と、閉館を決めた。 財団の建物や資料類などは、これまでの活動の趣旨を引き継いでくれる機関に寄付したいと考えている。 また、全２１巻に及ぶ全集もある海音寺だが、単行本未収録作品が、本にすると３冊

[ironsand]

「建物や資料類などは、・・・寄付したいと考えている。」　少し前なら、市町村に寄付するのが一つの方法だった。　世田谷区は受け入れて運営していくだけの体力はあるだろうが、今の時代スムーズにはいかないかな。