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脱原発:揺れる仏教界 真宗大谷派が決議案否決 向き合う難しさ浮き彫り - 毎日jp(毎日新聞)
原発に関する宣言の決議後、記者会見する全日本仏教会の有田恵宗理事長(左)=東京都港区で2011年... 原発に関する宣言の決議後、記者会見する全日本仏教会の有田恵宗理事長(左)=東京都港区で2011年12月1日午後4時半、田辺佑介撮影 東京電力福島第1原発事故を受け、約330万人の信徒を持つ真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が、「脱原発」を巡り揺れている。かねて原発に反対する姿勢を示してきたが、事故後は逆に「原発を悪者にするだけでいいのか」との声が上がっている。主な宗派でつくる「全日本仏教会」による原発問題に関する声明も慎重な言い回しで、仏教教団が原発問題に向き合う難しさが浮き彫りになっている。【田辺佑介】 事故後、福島県いわき市在住の同派住職らが「国内の全54基の廃炉を」と訴えたのを機に、11年6月、僧侶が議員となる「宗議会」で、宗派声明を求める声が上がった。しかし安原晃・宗務総長は、原発の問題点を指摘しつつ、「誰かを悪者にしなければ収まらない状況から離れねばならない」と拒んだ。
2012/02/07 リンク