日本株：外国人２年連続で買い越し 米金融緩和で資金流入 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

東京証券取引所が７日発表した東京、大阪、名古屋３市場（１、２部）の１０年の投資家別株式売買動向によると、外国人投資家が２年連続で買い越した。金額は３兆２１０４億円。 米金融緩和で膨らんだ投機資金が流入し、日本の株式市場を支えているとの見方が裏付けられた。外国為替市場では円高が一服しており、企業業績の上振れ期待から、日本株が見直されたことも背景にありそうだ。 個人投資家は２年連続の売り越しで、金額は２兆２７７１億円だった。株価は春から夏にかけて低迷が長引いた。このため、日本株に見切りを付け、新興国への投資に切り替えた個人投資家が多かったためとみられる。 同時に発表された１０年１２月の第５週（２７～３０日）の売買動向は、外国人投資家が９週連続の買い越しとなった。金額は５１８億円。個人投資家は９週連続の売り越しで、金額は７７億円だった。