元英兵:日英和解に尽力のメイリンズさん ９日に死去－ 毎日ｊｐ(毎日新聞)

【バーミンガム（英国中部）小倉孝保】第二次世界大戦中にビルマ（現ミャンマー）で旧日本軍と戦い、終戦後に日英間の和解に尽力した元英兵、フィリップ・メイリンズさんの葬儀が２４日、バーミンガムの火葬場で営まれ、両国関係者ら約１００人が参列した。 メイリンズさんは今月９日、老衰のため９２歳でバーミンガムの病院で死亡した。葬儀では退役英軍人やその子孫らが故人の功績をたたえた。参列した林景一駐英大使は葬儀後、「和解という哲学を行動に結びつけた人だった」と語った。メイリンズさんのおい、スティーブンさん（６１）は「伯父が『戦争には勝者も敗者もない、和解こそ両者の勝利』と語っていたのを思い出す」と述べた。 メイリンズさんは１９４０年に陸軍兵としてフランスで旧ドイツ軍と戦ったあと、輸送担当将校としてビルマに派兵された。日本軍による捕虜虐待などで多くの英兵が強い反日感情を持つ中、メイリンズさんは終戦後、両国和解

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”スティーブンさん（６１）は「伯父が『戦争には勝者も敗者もない、和解こそ両者の勝利』と語っていたのを思い出す」と述べた。”