福島第１原発：マイカーで一時帰宅 冬に備え荷物持ち出し - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

警戒区域内の自宅に一時帰宅し、冬に向けて湯たんぽを車に積み込む小野悦子さん＝福島県川内村の田ノ入地区で２０１１年９月１９日、内林克行撮影 東京電力福島第１原発事故の警戒区域（半径２０キロ圏）内の住民を対象とした、２巡目となる一時帰宅が１９日始まった。前回はバスを使ったため持ち帰る荷物が制限され、住民から反発の声が上がったのを受け、今回から自家用車での帰宅が許可された。同日は川内村の９２世帯２２７人が参加。限られた時間の中、荷物を車内に詰め込み自宅を後にした。 「仮設住宅だから、そんなに荷物は持って行けないけど、冬物だけは」。警戒区域の境界線近くにある川内村の田ノ入集落。背の丈ほどに伸びた雑草に囲まれた自宅で、夫と一緒に一時帰宅した小野悦子さん（７０）が毛布や湯たんぽなどを次々と運び出した。 ５月の一時帰宅では、７０センチ四方のビニール袋１袋分の荷物しか認められなかったが、今回からは車載可能