国際開洋一高：入学辞退、要請せず ３年間存続へ 静岡 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

学校法人「国際開洋学園」（理事長・井脇ノブ子衆院議員）が経営難に陥ったため、学園が運営する国際開洋第一高（静岡県菊川市）へ今春入学予定の２８人に入学辞退を求める方針を井脇氏が示していた問題で、学園は４日、全員を受け入れる意向を県に伝えた。２年後をめどに閉校するとした方針も撤回、卒業までの３年間は同校を存続させる。 学園の反田悟理事が県庁を訪れ、３日夜に開いた理事会での決定を伝えた。反田理事は「新入生の就学機会を損なわないようにする」と方針転換の理由を述べた。１００人の定員に達していないため行う今月中旬の追加募集入試も予定通り実施する。ただ、来年度以降の募集は「まだ分からない」と話した。 井脇氏が理事長を務め、学校法人からの借金を帳簿に記載していなかった財団法人「少年の船協会」（東京都豊島区）は今月末で解散させるという。【松久英子】