東海豪雨１０年：名古屋で追悼集会 １０人が死亡 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

約７万戸が浸水し、１０人が死亡した東海豪雨から１０年になった１１日、新川の決壊で大きな被害が出た名古屋市西区のあし原公園で、１０人を追悼する集会が開かれた。 被災者や支援者ら約１０人が、公園内の東海豪雨水害の碑の前で黙とうした。１０年後に１０人を追悼する意味を込め、竹灯籠（とうろう）で「１０」の数字をかたどった。 黙とう後、参加者は水仙の球根５０個を公園の周囲に植えた。被災した同市西区あし原町、山田徳子さん（６１）が、水害直後に泥の中から拾い出した水仙の球根を堤防に植え直したところ、数カ月後に白い花を咲かせ、被災者たちを励ました。以来、水仙は「復興のシンボル」になった。 「東海豪雨を語り継ぐ会」は毎年、集会を開いてきた。代表者で胡弓（こきゅう）奏者の石田音人（ねひと）さん（５３）＝名古屋市西区中小田井＝が、応援歌「水仙（風に光る花）」を演奏した。石田さんは「１０年がたち、水害を知らない人も