台湾：電動バイク元年 エコの切り札、普及へ全力 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

【台北・大谷麻由美】バイク普及率が世界一の台湾で、電動バイク（電動自転車含む）普及に向け官民挙げての取り組みが進んでいる。省エネ・大気汚染対策の一環で、馬英九政権は購入補助金制度を導入し、４年間で１６万台を普及させる計画。台湾のメーカーも増産と将来の海外輸出に期待を寄せている。 人口２３００万人の台湾では、多くの人が通勤・通学にバイクを利用しており、その登録数は計１４６０万台。日本自動車工業会などによると、国・地域別のバイク普及率（１台あたり人口）は台湾（１・６人）がトップで、２～５位のマレーシア（３・３人）、タイ（４・１人）、ベトナム（４・２人）、イタリア（５・９人）を大きく引き離している。 一方、０６年の１人当たりの二酸化炭素排出量は日本の９・５トンに対して、台湾は１１・６２トン。馬政権は「１人当たりの排出量はアジアで一番多い」と嘆き、エコ対策の切り札として電動バイクに着目した。電動バ