パパ、どうしてドイツは…：脱原発の風景／４ 期待の風力、陸上は満杯 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

◇頼みの洋上は進まず 「パパ、どうして大きな棒が回ってるの？」 ４歳の娘・夏海（なつみ）を連れて電車に乗ったら、目に飛び込んできたのは高さ１００メートル近い風車群。回転する巨大プロペラが電車に迫る。娘は窓越しにじっと見つめ、やがて「怖い」と泣き出しそうになった。確かに大迫力だ。 白くて長い棒状の形が並ぶ様子から、ドイツ人は「この国はどこに行ってもアスパラガスだらけ」と笑う。アスパラガスはドイツの初夏の味覚でもある。 偏西風が常に吹き付ける欧州で、再生可能エネルギーのエースと目される風力発電。ドイツ全土で今、電力会社が建設した約２万基が稼働中で陸上は既に満杯だ。「騒音がひどい」「鳥が巻き込まれて死ぬ」と反対運動も起きている。 そこでドイツは、国策として「海」に打って出た。現在、北海とバルト海の６カ所で洋上発電所が稼働し、さらに２６カ所の建設が認可されている。認可済み分も稼働すれば、原発８基以

[kumicit]

日本だと洋上浮体なので重電・重工・ゼネコン仕事。台風・津波対策の不備問題や巨大プロジェクトの利権やら、おなじみのことが起きそうな予感。