タイ：国会が開会 シナワット氏を首相に選出へ - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

【バンコク西尾英之】タクシン元首相派野党「タイ貢献党」が圧勝した７月の総選挙を受けて、選挙後初のタイ国会が１日招集された。国会は５日ごろ貢献党の首相候補でタクシン氏の妹、インラック・シナワット氏（４４）を首相に選出する見込み。タクシン派が０８年１２月以来２年８カ月ぶりに政権に復帰する。 タイ初の女性首相候補となったインラック氏への人気を追い風に、貢献党は総選挙で国会下院（定数５００）の半数を上回る２６５議席を獲得。さらに少数政党５党と連立を結び、新政権は下院で３００議席の安定多数を確保して船出する。 貢献党は最低賃金の大幅引き上げなど、兄のタクシン政権同様、支持層の中心の低所得層を優遇する政策を打ち出している。インラック氏は「兄のよいアイデアは取り入れる」方針で、新政権にタクシン氏の強い影響力が及ぶのは必至だ。 タクシン氏は０８年に汚職罪で禁錮２年の実刑判決を受け、収監を逃れるために中東の

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インラック氏は「兄のよいアイデアは取り入れる」方針で、新政権にタクシン氏の強い影響力が及ぶのは必至だ。