【風の歌を聞け】[Story.1] 僕と鼠と小指のない女の三角関係 : 超解釈・村上春樹

ネットでこの小説を検索してみると殆どの人がどうやら余りちゃんと読めてないようなので、[Story.1]として解説しておこうと思います。 物語は3章から始まります。 金持ちが嫌いだという鼠。 彼自身も金持ちの子息なわけですが、金持ちの文化に馴染めないという悩みを抱えています。 その後5章で「僕」と鼠の話題は本のことになり、鼠は最近読んだ小説としてデザイナーの女の話と、自分ならこう書くとして船で難破した男女の話を語ります。 この2つの話は鼠が現在の自分の恋愛事情を語っていると言えます。 デザイナーの話は金持ちの女であり、難破船の話は苦労した女の話です。そしてその話しぶりから鼠は苦労している方により気があるのだと分かります。 そして３章で鼠は手の指をカウンターに乗せて10本数えるという象徴的な動きをします。 これらのことから後に出てくる小指のない女と鼠の関係が示唆されています。 4章では「僕」と

[peketamin]

うおおお、そういうことだったのか！

[roku2000]

超解釈・村上春樹 : 【風の歌を聞け】[Story.1]　僕と鼠と小指のない女の三角関係