asahi.com:フィッシュカツサンド／徳島県小松島市-マイタウン高知

徳島県で「カツ」と言ったら、白身魚をすりつぶして揚げたフィッシュカツ。県内のかまぼこ業者の３分の２は作っているといい、ほとんどのスーパーや総菜屋で売られている。 食べ方は様々だ。「フィッシュカツ丼」にしたり、お好み焼きの「カツ玉」の具にしたり。「食材」の一つとして浸透している。 小松島市の「ベーカリーライラック」では、地元産のレタス、トマト、キュウリと一緒に挟み、とんかつソースとタルタルソースで味付け。もちもちのパンと弾力性のあるカツの食感がよく合う。藤崎俊江店長（４６）は「フィッシュカツのカレー味と唐辛子の辛みが、いい下味になっている」と話す。 フィッシュカツは１０年ほど前にテレビで紹介され、県外でも知られるようになった。３０年以上前に最初に作り始めたとされる同市の「津久司蒲鉾」では、３月に大阪市のスーパーとの取引も始まり、１日に作る量は１０年前の５、６千枚から約１万枚に増えた。古