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俺が大学二年の終わり頃から大学三年の始め頃にかけてがんばって書いていたものと思われる。推敲していないと思われる。恥ずかしいと思われる。長いと思われる。 - ミック・エイヴォリ
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俺が大学二年の終わり頃から大学三年の始め頃にかけてがんばって書いていたものと思われる。推敲していないと思われる。恥ずかしいと思われる。長いと思われる。 - ミック・エイヴォリ
青年はドアの前に立ち、セーターの袖から飛び出した細い指でチャイムを押した。やがて、受話器を取る音... 青年はドアの前に立ち、セーターの袖から飛び出した細い指でチャイムを押した。やがて、受話器を取る音がして、部屋の中の空気の震えが聞こえてきた。「開いてるよ」と感じのよさそうな男の声がした。物腰の弱そうな青年は、一瞬身を固くしたが、すぐに取ってつけたような、不機嫌に見えなくもないような無表情でチャイムを睨み付けた。「入ってくれていいんだ。君は訪ねる部屋を間違っちゃいないからね。早く入りたまえよ。開いてるんだ。君のために開けといたんだぜ」 訪問者は、こうした場合に当然考えられる事態を予期しながらも、勇敢にノブを回し、鍵が開いているのか疑っているようにゆっくりドアを引いた。 その玄関はいささか埃っぽい印象である。幾何学模様の床敷きは、新しそうにも見えるが、四隅のうちの三つが端からめくれ上がり、うちの二つは裏側を見せている。その下には、無愛想なコンクリートがのぞいた。床敷きの上に目を移すと、その、奇
2010/07/16 リンク