おしゃれに「着るパソコン」を : 関西創造得区 : 経済 科学 : 関西発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

商品化・普及へ連携…神戸大 市・企業 コンピューターを服やメガネのように身につけられたら、インターネットなどがもっと手軽に使える――。そんな発想から開発が進められているのが「ウエアラブル（着られる）コンピューター」だ。将来、市場が飛躍的に成長する可能性も秘めており、関西を関連産業の拠点に育てようと、大学、メーカー、自治体が技術開発などに力を入れている。 メガネやゴーグルのような装置を顔につけると、目の前に鮮やかな画像や文字が飛び込んできた。 ウエアラブルコンピューター向けの代表的な製品の一つ、ヘッドマウントディスプレー（ＨＭＤ）と呼ばれる機器だ。その新製品、試作品を紹介する催しが５月２２日、大阪市内で開かれた。モーターで表示部が目の前にせり出してくるタイプ、解像度を落とすなどしてコストを抑え、価格を従来の半分以下の約３万円にした商品などが目を引いた。 主催したのは、神戸大学大学院工学研究科