リアルタイム・リテール「特集：スペシャルリポート」

西友への資本参加（2002年5月）を足がかりに日本進出を果たした米ウォルマート・ストアーズや、一足先に日本進出を果たした仏カルフールのような外資系巨大小売業、いわゆる「グローバル・メガリテーラー」は、卸を通さないメーカー直接取引や物流・店舗業務などの効率化によって徹底した低コスト化を実現。毎日、商品を同じ価格で安く提供するという「EDLP（エブリデイ・ロープライス）」戦略で世界各国に進出している。そして、その進出の手が本格的に日本にも及ぼうとしている。 米国で提供されている商品の価格と、日本の価格は明らかに差がある。日本リテイリングセンターの調べによると、例えば衣料品では、婦人丸首無地セーターがウォルマートをはじめとするディスカウントストアで7〜9ドル（770円〜986円）に対して、日本のGMS（General Merchandise Store：総合スーパー）は3900円〜4800円

[CavalleriaRusticana]

　渥美俊一と鈴木敏文の対談　小売の生き残りをかけて。