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静かな祈り(前) - まったり血統派の茶飲み話
「とまーれー」 係員の掛け声がかかり、中山競馬場のパドックを周回していた出走馬たちにジョッキーが駆... 「とまーれー」 係員の掛け声がかかり、中山競馬場のパドックを周回していた出走馬たちにジョッキーが駆け寄る。誘導馬を先頭に隊列を組んだ人馬が、多くの人々の願いを背負って地下道の中に姿を消してゆくのは、未勝利だろうと有馬記念だろうと変わらない。 男はどんなときも、この光景を静かに見守り続けている。 パドック脇、馬頭観音の横に銅像となって鎮座する中村勝五郎だ。 中村家は千葉県東葛飾群中山町(現在の市川市)に名を知られた素封家で、日本競馬の黎明期から様々な局面に登場し、そして大きな役割を果たしてきた。 初代の中村勝五郎は陸軍御用達の馬糧商を営んでいたが、大正時代に手がけた味噌醸造業が成功し財を成した。中山町鬼越という地に住む勝五郎は「オニカツ」とも呼ばれ、相撲でも名を轟かせる巨躯だったそうだ。そして明治40年に発足した総武競馬会ではすでに馬主として競走馬を所有し、松戸の競馬場で走らせていたという。