産業用ロボット、サービスロボット、その他ロボット関連 ニュース: 2008.05.14 富士通研、複数カメラ映像を瞬時に合成する技術を開発。購買活動調査などに応用可能

富士通研究所（http://jp.fujitsu.com/group/labs/）は、複数のカメラで撮影した映像をリアルタイムで合成して、人の行動を検出するシステムを開発した。 複数のカメラ映像から、そこに映っている人の動線を自動的に抽出することができる。不審者の行動の監視や顧客の購買活動を調査するマーケティング、作業の可視化による行動分析などへの応用が見込まれる。2008年度内に、まずは入退室管理システムに向け実用化する。 画像監視の分野では、映像から人の動線を抽出するための技術開発が行われてきた。しかし、コンビニなどで見かけるような、部屋を斜め上から複数のカメラで撮影する従来手法では、各カメラ映像が独立して処理されるため、人を重複してカウントしたり死角が発生したりして、撮影した映像からすべての人を正確に把握することができなかった。 開発した技術では、監視エリアの天井に多数の小型カメラを