年金財源試算 国民を愚民視するのか - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

社説 年金財源試算 国民を愚民視するのか2012年2月1日 Tweet 一瞬、耳を疑った。政府・民主党が新年金制度の財源に関する試算を当面、公表しないと決めたことに対してだ。試算結果は既に報じられている。いまさら非公開としても、政府・民主党への不信感を募らせる効果しかない。 民主党は野党に対し社会保障と税の一体改革について協議入りを求めているが、これでは協議拒否の口実を与えるようなものだ。 原発事故後、専門家が予測した最悪のシナリオを隠していた事実が明らかになったばかりである。事故後の政府の会議の会議録も残さなかった。この政権は隠蔽（いんぺい）が体質化していると言わざるを得ない。野田佳彦首相は速やかに公表すべきだ。 この試算は昨年春、一体改革の与党案取りまとめを控え、民主党が独自にまとめたものである。 消費税を引き上げる予定の２０１５年度に必要な財源は消費税４・１％分。民主党は０

[maturi]

無茶言うな”隠蔽は、説明しても国民は正しく理解し得ないとみなした結果で国民を愚民視する行為。情報隠しは国民を主権者の座から遠ざける、民主主義の基礎を壊す行為。民主党は体質を抜本的に改めてもらいたい。”