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『龍宮』(文藝春秋) - 著者:川上 弘美 - 豊崎 由美による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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『龍宮』(文藝春秋) - 著者:川上 弘美 - 豊崎 由美による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
著者:川上 弘美出版社:文藝春秋装丁:文庫(231ページ)発売日:2005-09-02 ISBN-10:4167631040 ISBN... 著者:川上 弘美出版社:文藝春秋装丁:文庫(231ページ)発売日:2005-09-02 ISBN-10:4167631040 ISBN-13:978-4167631048 くっきりはっきり輪郭つけたがる人ってつまらないなあと思う。「男だから」「女だから」「年寄りだから」「金持ちだから」「チビだから」「A型だから」「乙女座だから」――だからナニッ、思わず舌打ちしてしまいそうになる。そんな風に自分や相手を枠の中に閉じこめて、何が楽しいんだろう、どう安心できるのだろう、どんな展望があるのだろう。 そういう四方を壁に囲まれたように堅苦しい世界の外側にいる作家の代表が、川上弘美なのだと思う。男と女、親と子、あの世とこの世、年寄りと若者、何処(どこ)かと此処(ここ)、いつかと今、あなたとわたし等々。多くの人がよく考えもせずに安易に一線を引いてしまいがちな境界を、川上さんは柔らかな笑みを浮かべながら、ひ