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『マイルス・デイヴィスの真実』(講談社) - 著者:小川 隆夫 - 平野 啓一郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
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『マイルス・デイヴィスの真実』(講談社) - 著者:小川 隆夫 - 平野 啓一郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
著者:小川 隆夫出版社:講談社装丁:文庫(720ページ)発売日:2016-10-21 ISBN-10:4062816911 ISBN-1... 著者:小川 隆夫出版社:講談社装丁:文庫(720ページ)発売日:2016-10-21 ISBN-10:4062816911 ISBN-13:978-4062816915 物書きにとって、自分が心の底から敬愛する人物について何かを書くというのは楽しい作業である筈だが、その人物の魅力が余りに圧倒的で、しかも著者が彼とじかに接したことがあるような場合には、なかなか容易ではないのかもしれない。昨年日本で翻訳が出たクインシー・トループの『マイルス・アンド・ミー』を読んだ時、私は改めてそんなことを考えた。読み物としてはそこそこに面白かったが、『マイルス・デイビス自叙伝』の無類の感動を思えば、あれを纏め上げた功労者の作としては何とも物足りなかったし、何よりも方々に散見される「憧れの人」への屈折した心理と自尊心の喘ぎとが、分かるとはいえ、私には鼻について仕方がなかった。 そもそも、タイトルからして悪い冗談