『過熱取材！２』

いやはや、火事ニュースは殺人放火事件へと発展してしまった。 犯人の息子が地元警察に護送されるとあって、火事現場に止まっていた中継車もすべて地元警察署に集合し、昨日の比にならないくらいの混雑ぶり。 ＴＶ，新聞報道関係者は１００人前後に膨れ上がり、それを取り巻くやじ馬も同等数周辺にたむろしていた。 １０年同居した義母と半分同じ血が通った弟妹を、殺さなければならない理由とは一体なんだったんだろう？ 学年こそ違うが、その弟は娘と同じ小学校に通っていた。 不埒な報道人は通学途中の子供にまで容赦なくマイクを向ける。 この騒ぎが収まるまで、教師や父兄同伴での通学となった。 報道の自由に対する不自由を被る側の不満はどこに向けるべきなのか？

[I11]

報道も加熱しているけど、ブログも加熱というか、炎上に近いぐらい加熱している。それは公開処刑のその瞬間を今か今かと興奮して見守る群集のようでもある。