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『#037 お父さんの切り札』
「僕の真面目さは親父譲り」 とは言っても、僕の真面目さとは比べ物にならないほど、親父は真面目で勤勉... 「僕の真面目さは親父譲り」 とは言っても、僕の真面目さとは比べ物にならないほど、親父は真面目で勤勉な人だ。 小学校2年生のころのボクの話です。 お父さんがボクに話しかけるときは、たいてい学校の成績の話とかテストの点数について話すことが多い。 ボクはそんな話なんかしたくないのに。 今日もお父さんが言ってくるのは勉強の話。 なかなか終わらないお父さんの小言に疲れ、ボクはうつむいていた。 黙りこんでうつむくボクを見てバツが悪くなったのだろう、お父さんはこう言うのだった。 「よし、あとで“団子の話”をしてやるぞ」 団子の話は、お父さんの話の中で唯一おもしろい話で、いつ聞いても笑っちゃうような話だった。 この話を聞くときは、決まって就寝時間。 お父さんは、お布団に入った妹のツキとボクに寄りそうように寝ころんだ。 三人並んだその姿は、文字通りの川の字。 こうして「団子の話」を始めた。 ―――――― む