『「こけしも落ちんかったべ」 あーあー♪ばあちゃんにゃ敵わない♪』

昨日、東北地方でまた地震があった。 現在、東北地方のりんごの森に帰っている母さん。 コタツで大口開けて寝ているところに、もしタンスが倒れてきたら… 母の身を案じて、電話をかけてみた。 プルルルルル プルルルルル もしもし。どうした？ どうしたじゃないよ！ さっき強い地震があったっていうから、母さんがタンスの下敷きになってるかもしれないと思って電話したのに。 ああ。地震ね。 何をのんきに！ いや、あのね。 そっちでこんな地震があったら母ちゃんもビックリするだろうけど、ばあちゃんが大丈夫だって言うもんだからね。 そんなのんきなこと言ってると、年金もらわずしてこの世に別れを告げる事になるよ！ その時、電話越しに母の後ろから声がした。 こったらことはよぐあること。 こけしも落ちんかったべ。 だそうだ。 ばあちゃん…こけしって…。 あーあー♪ ばあちゃんの言うとおり♪ あーあー♪ ばあちゃんにゃ敵わ