『年末男と男の愛の劇場「ゴッドファーザー」（The Godfather) マフィアゆえの強い父子愛』

◆言うも愚かな不朽の名作◆ 1972年のアメリカ映画。監督はフランシス・フォード・コッポラ。 原作はマリオ・プーゾの同名小説、ブーゾとコッポラの共同脚本だそうです。 大晦日にNHKBSプレミアムで3作一挙に放送されるという噂を聞いて、先取りで記事にしてみました。 舞台は第二次世界大戦直後のアメリカ。 表向きはオリーブオイルの輸入会社、その実態はシシリアン・マフィアであるコルレオーネ一家が、ニューヨーク五大ファミリーの抗争に巻き込まれながら、存続を賭して戦っていくさまが描かれています。 組織のボスであるドン・コルレオーネ（マーロン・ブランド）と、彼の4人の子供たち（3男1女）が主要登場人物。 3人の息子たちの中で唯一家業にたずさわらず、海兵隊員だった三男マイケル（アル・パチーノ）が、一家の中心となって父を支え、彼の後継者となっていきます。 マイケルの長兄ソニーにジェームズ・カーン、次兄フレド