『高倉健主演『駅 STATION』が『エイリアン』に影響を受けている説』

日本映画専門chにて1981年の映画『駅 STATION』を観た。 元オリンピック選手で刑事の男が上司を殺され、その犯人を捜しながら同時にレイプ事件の犯人を追う。 この映画を観ていて、内田樹が言うところの『エイリアン』の構造分析が有効だとお思った。 要は、この作品、高倉健と倍賞千恵子のラブストーリーというのを基本柱としているが、その裏に隠されたテーマが『エイリアン』のそれに非常に近いような気がするからだ。 高倉健の役処は警察官であり、かつ射撃の腕前はオリンピック級とされる。 このお話を観進めるとわかるとおり、特にオリンピックに出場させる必要はない。物語に直接絡んでこないからだ。 ではなぜそのような設定を置いたのか？ フロイトを持ち出すまでもなく、銃は男性の象徴だ。それを強調する意図があったのだろう。 また、中盤の烏丸せつこが絡むレイプ犯を追う部分も、物語としてはまったく関係ないとはいえない

[katokitiz]

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