『「音楽の力」は恥ずべき言葉、という坂本龍一さんに大賛成！』

ずっと自分の中でモヤモヤしていた気持ちが、誰かのひと言ではっきりするってこと、よくありますよね？ それこそが文化人と呼ばれる人たちの存在意義だと私は思っているんです。 最近いちばんそれを感じたのは、朝日新聞に載っていた「音楽の力という言葉は恥ずべき言葉だ」という坂本龍一さんのインタビュー。 坂本さんは、「音楽の力でみんなを元気に」なんて、「自分が癒やしてやる」みたいなことを音楽を作る側が言うのはおこがましい。 同様に「スポーツの力で地元の人たちを元気にしたい・勇気を与えたい」なんてことを、こどもが（高校野球の選手か？）が言うのも恥ずかしいことだと言っている。 まったくその通り！！！！って思わず膝を打った（あ、比喩だからね、これ）。 私もね、今までずっとあれらの言葉に痛切に違和感を感じていたんですよ。 でもその理由をうまく言葉にできなかった。 そういうことなんだ。 こういう言葉もね、癒やされ

[maturi]

楽を使ってとか、音楽にメッセージを込めてとか、音楽の社会利用、政治利用が僕は本当に嫌いです」 　なぜそうした考えに至ったのか。坂本は、ナチスドイツがワーグナーの音楽をプロパガンダに利用し、ユダヤ人を迫