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『宇地泊龍宮神』
家の近所に、宇地泊龍宮神というのがあった。何年も住んでいるが、まったく気付かなかった。ツイッター... 家の近所に、宇地泊龍宮神というのがあった。何年も住んでいるが、まったく気付かなかった。ツイッターで知り合った、同じく近所に住む方から教えていただいたのである。 赤い鳥居は、まあ見せ掛けだけの感じがする。 もともと沖縄のウタキには、鳥居など存在していなかったのだ。本土による皇民化政策のために押し付けられただけの話。おそらく、ここから向こう側は海だったので、龍宮神が祭られているのだと思われる。現在は埋め立てられて、コンベンションセンターなどができているが、これはその昔、一体が海であったことを示す、貴重なランドマークでもある。なぜなら、龍神は海の傍でしか祭られないからである。 中央には、はっきりとした字で「龍宮神」の文字が見える。 龍宮神は海神とも言われ、方言では「ウンジャミ」と呼ばれる。いわゆる、来訪型の神であり、よそから海を渡ってきた神であった。これに対するものはシヌグなどで、それらは山の神