猫の話

やっとびっくりした気持ちが落ち着いたので書いてみようと思う。 福島の田舎の集落に住む僕のばあちゃんは、猫を飼ってる。 もうすぐ30になる僕がものごごろつく頃には、 ばあちゃんの家にはいつでも2～3匹（ときにはもっとたくさん）の猫がいた。 数年前にじいちゃんが死んで、今ばあちゃんの家族は猫だけだ。 僕の両親は、同県内、ばあちゃんの家から車で2時間くらいの場所に自宅を持っている。 ここ2年ぐらいは一人暮らしのばあちゃんを心配して 月に2回程度ばあちゃんの家に行っているらしい。 長男の僕は東京でニートの色違いみたいなことをしてる。 母とばあちゃん（嫁姑だ）は、小町で見かけるような嫁姑戦争はしてないけど、 「すっごく仲がいい」とは言えない。 でもまぁあたらず触らずの関係を築いているようだ。 母はよくばあちゃんについての愚痴を言う。 僕はそれをきいて育ったから、ばあちゃんを心から好きかって言われると

[betelgeuse]

この件は都市と地方（集合住宅の有無）で大きく価値観が異なる。少なくとも、日本語の「水に流す」という原義はよく分かる話。

[hokuto-hei]

可哀想とは思うけどそんなに驚きもしない。私の父親だって袋に入れた猫を海に投げに行ってたし。家畜とペットの違いか。

[NATSU2007]

"子沢山でも無事育つのは少数"という時代の人の感覚。川が何かの象徴なんだろうね。"水に流す"とも言うし。多分殺すという認識はなく"お返し申し上げる"なんだろう。/そうは言っても感情は納得出来ないよ猫…ううう…

[ROYGB]

坂東 眞砂子の「子猫殺し」を連想した。

[gouk]

自分はそれが当たり前でない世代に生まれただけ。とは言え、去勢が可哀想で川に流すのは可哀想でないって感覚は自分にゃ理解出来ない。こういうのも一種の思考停止なのかねぇ

[shino-katsuragi]

まぁ、昔は人間でも間引いていたからなぁ。間引かなくても捨ててたしなぁ。日本の神話でもヒルコは川に流されちゃうんだぜ。

[k-rallyart]

うちのじーちゃんも子犬が生まれた時に「目が開く前の方がいい」と言って近くの畑に生き埋めにしてしまった・・・今でもトラウマだよ。

[quix_que]

短大に通うためにうちに住んでいたイトコが、うちの猫が産んだ子猫が可愛いからと帰省のときに田舎へ連れ帰り、その直後に川に流したという話を思い出した。|今は室内かつ避妊済みなのに、また子猫が増えた我が家。

[rakusupu]

殺すくらいなら生ませんな！となる今だが…去勢技術もその頃あったか不明だしなぁ/一般常識みたいなのは普遍ではないみたいな認識を確認させられる感じ。

[Asay]

暮らしの中の「川」の位置が垣間見える文章。

[aozora21]

ある年代より上の方は普通に持ってる価値観じゃないかと思いますね…。外国のことは知りませんがそれだけ急速に時代が変わった、それに対応できてないのだと。善悪や愛情の有無ではない、文化的なものなのかな。

[ch1248]

ウチの親父も似たような事をやった事がある。処分する話を聞く時、だいたいが「川」。

[TakamoriTarou]

うちの97の祖母もそういう感覚を持ってる。昔は猫は対鼠の家畜の一種だったわけでその流れかな。批難するのは簡単だがいい機会だから背景を知るといい。我が家では流石に接し方は違うが今でも猫は鼠番の仕事してる

[TsumuRi]

今の感覚だと虐待になるんだろけど昔は間引いて普通だった気が。昨日まで可愛い可愛いと育ててた鶏をシメて食ってる家とかあったしな…

[anigoka]

これモノノ怪なら巨大化した子猫にばあさんは川に引きずり込まれるﾈ！｜つかご母堂のバアさん憎しのホラの線も捨て切れないが