実際、名所江戸百景は他の浮世絵よりもちょっと手がかかってる。 普通、浮..

実際、名所江戸百景は他の浮世絵よりもちょっと手がかかってる。 普通、浮世絵というものは板が5枚以内で作られている。 主版と呼ばれる輪郭線の板は裏をつかわず片面で板一枚、それ以外の色板と呼ばれる板は両面使って4枚8面。 合わせて9版ほど彫る。 それを、複数回摺ったり、版の一部分だけ別に摺ったり、ぼかしの部分だけ別に摺ったり、そんなこんな10数度摺りで出来上がる。 名所江戸百景は、色数もぼかしも滅茶苦茶多い。 人気絵師になった広重だからこその特別仕様だったと思う。 当然、図柄の優秀さだけでない点からも、一味違う。 この後、明治大正時代には新版画と呼ばれる、浮世絵のテクニックを使って水彩画のような絵を作るムーブメントまで、作品にかかる手間暇は増えていった。 有名なところでの、川瀬巴水の画像検索結果を置いておく https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B7%9D

[cj3029412]

前に、浮世絵の話かいてくれた人かな。すごいたのしい!

[death6coin]

「一番すごいのは、「國華」という美術雑誌で、50～120度摺りの絵が入っていたからというからヤバいを通り越してぞくぞくする。（）「甘栗むいちゃいました」の甘栗が人力で剝かれてることを知ったときの数倍ビビる」