[増田アース]リゲイーン要塞の反乱

攻めあぐねるモレツ帝国に対して、テイジー同盟も有効な反撃ができているわけではなかった。 建前では彼らは全知的生命に自由な冬眠をもたらすことを国是としていたが、 赤道地帯の縦深を突破して、モレツ帝国の中枢に迫るだけの国力に欠けていたのだ。 結果、宣伝工作によりモレツ人民の決起をうながすことや、 亡命者を受け入れることが活動の中心となる。 皮肉にもゆいいつモレツ帝国転覆の可能性があるのは、帝国赤道派遣軍の反乱であった。 そして、リゲイーン赤道要塞で起こった反乱は未曾有の規模にふくれあがった。 その反乱はいつもと違って南方への移動中ではなく、 軍団が要塞に赴任してから起こった。 しかも、半年間動かなかった。彼らが何をしていたのかと言えば。 寝てた。 「本当に我が国へ亡命をしなくてよろしいのですか？」 心配そうなテイジー同盟の軍使に反乱軍の司令官は快活に答えた。 「一度冬眠して見たかったのだ。これ

[SndOp]

楽しみは健康に良いか悪いかの両極端だよなー。

[death6coin]

最強の氷ミサイルさえあれば喃