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痴漢に遭った話
数年前に、そこそこ混雑した電車の中でおしりを触られたことがあって、ふと思い出したから書きます。 私... 数年前に、そこそこ混雑した電車の中でおしりを触られたことがあって、ふと思い出したから書きます。 私、その日はひと駅しか乗らないからって、ちょっと大きめのリュックサック背負ってドアの前に立ってた。午後10時ごろ。仕事からの帰り道。大人しめの紺のワンピース着てた。ちょっと気に入ってたワンピース。 乗り込んだ電車が発車して1〜2分後、おしりを触られる感触があった。隣の人とは肩は触れ合う程度の混雑感、でもリュックサックの下のおしりに手が触れるなんて、触れようと思って触れない限り、あり得ない。 おかしいと思って視線をあげたら、こちらに手を伸ばしている男性が目を逸らした。ふつうの、気の弱そうなサラリーマン風の人。30代半ばに見えた。 その日は仕事で疲れていてやけっぱちな気分だったし、周りにたくさん乗客もいるんだから何かあってもなんとかなるだろうと、その人のシャツの袖口を掴んで、「触りましたよね?」と言
2019/10/16 リンク