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第2回:巨人の肩の上に立つ:ボーン・デジタルの情報学|美術館・アート情報 artscape
前回、「学術分野においては、研究者はアーカイブを活用し、また自身の成果をアーカイブに加えることが... 前回、「学術分野においては、研究者はアーカイブを活用し、また自身の成果をアーカイブに加えることが死活的に重要である」と述べた。 無論、アーカイブとの関連が深いのは学術分野だけではない。どの分野においても過去の貴重な資料・作品を保存するためのアーカイブは多数存在している。しかし、学術分野のアーカイブは保存目的ではなく、研究者が「いま」それを使わなければ職能をまっとうできないという点で、他の分野と一線を画していると筆者は考えている。それでは、研究者はどのようにアーカイブと関わっているのだろうか。 ドワーフと巨人 グーグルが提供している論文検索サービスGoogle Scholarにアクセスすると、図1のように検索ボックスの下に「巨人の肩の上に立つ(英語版ではStand on the shoulders of giants)」と書かれている。何の説明もなく、いささか唐突にも感じられるこの言葉は、近
2012/06/10 リンク