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堀井憲一郎「落語の国からのぞいてみれば」 - あざなえるなわのごとし
本日もお越しいただいてまことにありがたいもんでございますんですがぁ。 えー、まずは一席申し上げます... 本日もお越しいただいてまことにありがたいもんでございますんですがぁ。 えー、まずは一席申し上げます。 堀井憲一郎「落語の国からのぞいてみれば」 これがなかなかに面白い。 世の中の常識というのはぁ、時代時代によって当然異なる。 ま、当りまえと頭でわかってはいてもなかなか難しいもんですな。 洋風に言うたら「パラダイム」とか言うたりもします。 「常識に縛られたないんや―!」 言うて盗んだバイクで走ってガラス割って回ったら、今なら警察に追い掛け回されるでしょうが、江戸時代に盗んだ馬で障子を破って回ったらまず町内の人にドヤされるんが先でしょうな。 岡っ引き呼んでも 「障子破られた?元々お前んとこの障子はあそこもここも破れとるやないかい」 言われて追い返されてたかも知れません。 この本の中に「名前は個人のものではない」と言うくだりがあります。 よく老舗のご主人とか歌舞伎役者とか落語家さんなんかが「××
2014/02/15 リンク