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『ホームレス博士』、来週刊行に先立って一言。大学はまず、博士院生を「あきらめさせる」べきだ。 - 水月光庵[sui gakko an]
先日、『希望難民ご一行様』(光文社新書)の書評を書きながらふと思った。 「俺たちをあきらめさせてく... 先日、『希望難民ご一行様』(光文社新書)の書評を書きながらふと思った。 「俺たちをあきらめさせてくれ、か。全国の博士院生がもしこの台詞を聞いたとしたらどんな反応を示すだろうか・・」 高学歴ワーキングプア問題にかかわってきてしみじみと感じていることは、学ぶものたちにとって、今は展望が全く見えない世の中であるということだ。だとすれば、彼らがやるべきことは、まずはいろんなことに「あきらめをつける」ことなのかもしれない。そのうえで、しぶとく「学び」続けるしかないのではないか、と先の本を読んでみてそんな思いを強くしている。 大手私大や旧帝大などでは、就職が極めて厳しい状況にある大学院生(博士課程)に対して、やっと重い腰を上げ民間に仕事を見つけるための「キャリア支援」を行うところも増えてきた。が、うまくいっているという話はあまり聞かない。そもそも、お客さん(院生)が集まらないというぼやきもよく耳にする
2010/10/25 リンク