野菜は毒？ - 野菜に関する怪情報を探る

「ゲッチュ先生の野菜探訪記（木魂社）」という本を読みました。動物のように動けない植物は、ケミカルディフェンスといって化学物質を体内にため込んで、これを武器に摂食から逃れようとしているということを、野菜にもあてはめておもしろく解説されています。ワサビをテントウムシの背中に塗ったら死ぬ、アブラナ科野菜のS-メチルシステインスルホキシドでウシが溶血性貧血を起こす、タマネギでイヌが溶血性貧血を起こすなど例示して、こういったものを平気で食べられる人間こそが「変態」とのこと。 こうした有毒成分としてワサビの場合はイソチオシアネートが知られています。S-メチルシステインスルホキシドは、ニラのニオイのもとですし、タマネギの溶血成分は、イソアリルシステインスルホキシドでしょう。こうした成分は、このブログでよく紹介するような「＊＊＊事典」の類の本では、これらの野菜の「健康成分」として大々的に宣伝されています。

[toaruR]

幸せに幸せに育てて、それと気づかれないように刈り取るのですね(ノ∀`)

[jaikel]

トマトの茎や葉はどうしてあんなにシンナーっぽい、食ったら死ぬ的な臭いがするんだろう。

[anemoto]

「こういったものを平気で食べられる人間こそが「変態」とのこと。」。硫化アリルめ、硫化アリルめ…目が目がぁ！

[T-3don]

あぐりかるちゃあ。

[workingmanisdead]

たまねぎを、犬に与えると、しぬ。らしい。

[zeroset]

「野菜は本来毒である。こういった考えをベースにもてば、行き過ぎた食についての見方も変わるのではないかと期待します」

[peropero0721]

恐竜は被子植物の毒で絶滅したと説を唱える人たちもいるくらいだしな（この説は怪しいらしいけど）。

[k-takahashi]

『神様が今の形で野菜なり作物なりをお与えくださったのではなく、先人達が、それこそ命をかけて食べられる食材を探し、これをより食べやすく改良した姿が現在の野菜であり、コメであり、ダイズ』

[nuffy]

素敵な記事

[kamezo]

盛口満『ゲッチョ先生の野菜探検記』木魂社 http://www.amazon.co.jp/dp/487746106X

[filinion]

野菜を改良する一方、人間も毒にあたらないよう進化してきた（ソラマメ病とか）。／特定の動物に有害だから毒、という説明はやや疑問。一概に比較はできない。毒キノコを食う虫だっているし、酸素で死ぬ細菌もいる。

[enemyoffreedom]

牛乳や砂糖の有害論よりはよほど根拠があると思うけど、あまり野菜有害論は聞かない

[NATROM]

「子供の野菜嫌いは適応的」という話もあったなあ。

[tach]

（誤）「ゲッチュ先生の野菜探訪記」→（正）「ゲッチョ先生の野菜探検記」

[secondrunner]

hot entry?

[Listlessness]

タイトル見て「先史以来、野菜を食べた人で死ななかった人はいない」みたいなDHMO的ジョーク記事かと　"先人達が、それこそ命をかけて食べられる食材を探し、これをより食べやすく改良した姿が現在の野菜であり"

[blackrook368]

良い記事ですね。

[cham_a]

「たとえ死の危険を犯しても…！」というものの大元が「うまいものを食いたい」という渇望なのが素敵です＞先人達

[doramao]

あ、先にブクマされてるぅ！←なんか企んでいたらしい。

[You-me]

人が一生懸命品種改良して無毒化した作物って結構多いよね～。先人に感謝。

[mobanama]

"神様が今の形で野菜なり作物なりをお与えくださったのではなく、先人達が、それこそ命をかけて食べられる食材を探し、これをより食べやすく改良した姿が現在の野菜""野菜は本来毒"と考えれば行過ぎは防げるかもと。