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「妖精作戦」 笹本祐一 - 付け焼き刃の覚え書き
ジュブナイル小説と呼ばれていたものが、いつの間にかヤングアダルトとなり、ライトノベルといわれるよ... ジュブナイル小説と呼ばれていたものが、いつの間にかヤングアダルトとなり、ライトノベルといわれるようになりました。中身は変わらず、器だけが変わったようなものですが、その変遷を如実に理解させる作品があります。 笹本祐一の『妖精作戦』。デビュー作なだけに荒削りな話だけれど、個人的には『エリアル』より好き。高校生が主役で、同級生の超能力美少女を護って地球防衛している秘密組織と戦う話です。 一番左、昭和59年初版時のイラストは挿絵画家の若菜等。いかにも表紙絵、挿絵でございといった風格の作品です。買ったときは、すでにその古さに手を出すのがためらわれたけど、今となってはかえって味があるかも。昔のジュブナイルと呼ばれた小説は、みんなこういう装幀でした。 真ん中、昭和62年12版時のイラストは、アニメーターの平野俊弘。言っちゃ悪いが、いかにも人気アニメーターの余技のバイトでございと、マジックペンでさらさらと
2019/09/05 リンク