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「乾燥標本収蔵1号室」 リチャード・フォーティ - 付け焼き刃の覚え書き
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「乾燥標本収蔵1号室」 リチャード・フォーティ - 付け焼き刃の覚え書き
大英自然史博物館のなりたちから現在の姿までを、そこに務める研究員たちのエピソードを積み上げること... 大英自然史博物館のなりたちから現在の姿までを、そこに務める研究員たちのエピソードを積み上げることで簡単に振り返っていこうというスタンスの著書。博物館の形容として、「ゴーメンガースト城のような」という表現が何度も出てくるけれど、どれだけ気に入ってるんだろう? 「科学には意見の相違がつきものなのだ」 博物館の科学者たちの研究対象は、門外漢には無限とも思える植物・動物・昆虫・細菌から鉱物まで。それぞれが専門を持っているといっても、その数は何万となるのがあたりまえ。地球にどれだけの種類の生物がいるかは不明ながら、少なめに見積もっても現在命名されているのは、何百万という種の半分にも達していないのだとか。今さら増えるのかと思ってしまう鉱物ですら、毎月2~30種が発見され命名されているのだそうです(砂粒レベルまで検査できる機器の発達の賜物です)。 そして、一生懸命に命名し分類しても、何かの弾みでその系統