府中萬歩記37号 - 目黒重夫昨日・今日・明日

シリーズ証言・戦争体験第7回 開花宣言後足踏みが続いていた桜だが、ようやく昨日、今日で5分咲きといったところだろうか。先週、萬歩記37号が仕上がった。今号の目玉は「『東芝危機』もう一つの現実」とシリーズ証言「満州～シベリア～中国」。東芝問題があれこれ論じられているが、必ずしもうなずけるものではない。その中で東芝府中の労働者として、36年間働いてきた視点からの報告は具体的で説得力がある。 シリーズ証言は、満州からシベリアへ抑留され再び満州に戻り、その後中国人民解放軍で活動した体験記録。戦争に翻弄されながらも生き抜いた１人の人間の記録として感銘を受ける。昨日、私の地域で花見会があった。その際に紹介したら思わぬ反響があり、バックナンバーも含め、定期読者が増えることになった。ささやかな取り組みではあるが、市井の人たちが語る戦争体験、続けていきたい。