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「自負と偏見」 1813 - BookCites
★★★★☆ あらすじ 近所に資産家で独身の男がやって来たことに沸き立つ田舎町の上流階級。 別邦題に「高慢... ★★★★☆ あらすじ 近所に資産家で独身の男がやって来たことに沸き立つ田舎町の上流階級。 別邦題に「高慢と偏見」「自尊と偏見」「誇りと偏見」など。原題は「Pride and Prejudice」。 感想 田舎町の上流階級に属する一家の5人姉妹の次女が主人公だ。彼女ら姉妹の恋愛模様が描かれていく。ただし時代的にそれは単なる個人の色恋の問題にとどまらず、家族の未来に影響を与える問題でもある。彼女らの周囲で思惑を持ってうごめく人たちの様子も同時に描かれる。 様々な人物が登場するが、その誰もがこんな人いるよなと思ってしまうようなキャラクターばかりで笑ってしまった。何かと他人に指示をしたがるプライドの高い女や、気取っているが間抜けにしか見えない男など、200年以上も前の小説だとは思えないくらい登場人物たちにリアリティがある。全く違和感がなく、昔も今と変わらないような人たちばかりだったのだなと妙に感心