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『イカの哲学 (集英社新書 0430)』(波多野一郎)の感想(49レビュー) - ブクログ
本年(2022年)は沖縄返還50周年の節目に当たる年であることに加えてウクライナ問題が本格化した年でも... 本年(2022年)は沖縄返還50周年の節目に当たる年であることに加えてウクライナ問題が本格化した年でもあり、改めて戦争と平和について考えてみたいと思っていたため夏休み図書として購入。 昨年の夏休み図書に選んだ書籍はページ数が多い単行本で読み終わるまでに時間を要したため、短い期間に読み切れるようなボリューム感のものを検討していたところ、YouTubeの「哲学チャンネル」で日本人に是非読んで欲しい本として紹介され、かつ手頃な新書サイズということもあり採択することにした。 本書は、『憲法九条を世界遺産に』の共著者である中沢新一氏が、神風特攻隊とシベリア抑留の生き残りである波多野一郎氏がその生涯において唯一著した『イカの哲学』を本の中で全文掲載し、後半に解説を述べる構成となっている。 中核となる『イカの哲学』の部分は大きめのフォントで印刷されているにも関わらず30ページ強のボリュームで、かつ非常に
2012/09/07 リンク