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『エレーヌ・ベールの日記』エレーヌ・ベール著 飛幡祐規訳(岩波書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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『エレーヌ・ベールの日記』エレーヌ・ベール著 飛幡祐規訳(岩波書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 「60余年を経て発表されたユダヤ系フランス人女性の日記」 前回取りあげたジェラル... →紀伊國屋書店で購入 「60余年を経て発表されたユダヤ系フランス人女性の日記」 前回取りあげたジェラルディン・ブルックスの『古書の来歴』は、ユダヤ教徒が過越しの祭りのときに読むハガダーという書物の物語だった。本来は挿画を入れてはいけないはずなのに美しい絵入りのハガダーが古書として存在する謎、その本がたどった流浪の旅。モノとしての本がユダヤ人の歴史を明らかにしていく興味深い小説だった。 今回取りあげるのはユダヤ系フランス人女性の書いた日記である。つづられたのは1942年4月から44年にかけての2年間。それが60年以上たった2008年にはじめて公開された。フランスでは発売と同時に大きな反響を巻き起こし、それが世界に飛び火して20数カ国語に翻訳された。本書はその日本語版なのだが、なぜそんなに長い期間秘匿されていたのか。そのことからしてさまざまなことを考えさせる。 日記をつづりはじめたとき、著者の