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境界にいる人間が見せてくれた、真っ当過ぎるまでの正義感 『横浜1963』(伊東 潤 著) | 誉田龍一 | 書評
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境界にいる人間が見せてくれた、真っ当過ぎるまでの正義感 『横浜1963』(伊東 潤 著) | 誉田龍一 | 書評
2019.07.26書評 境界にいる人間が見せてくれた、真っ当過ぎるまでの正義感 文:誉田龍一 (作家) 『横... 2019.07.26書評 境界にいる人間が見せてくれた、真っ当過ぎるまでの正義感 文:誉田龍一 (作家) 『横浜1963』(伊東 潤 著) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #エンタメ・ミステリ 『横浜1963』(伊東 潤 著) いきなりだが、著者の伊東潤氏は無類のロックミュージックファンである。そこに敬意を表して言えば、名曲と言われるものはイントロ、それも出だしのフレーズを聴いた瞬間、「ああ、凄い」と胸や頭に衝撃を受けるのが常だ。そしてまさに本書『横浜1963』の冒頭がそうである。 夕闇迫る横浜新港埠頭の殺風景な景色の中、片手で風よけを作って火をつけた両切りピースを吸いながら、ひとり人待ちする主人公、そして現れる一台の通称チャイニーズ・アイと呼ばれる車……もう、このわずかな冒頭でこの先への確信、すなわち極上のミステリーの始まりだという確信が膨らんでいった。 伊東氏のこれまでの活躍ぶりは