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なぜカナダのケベック州は非難が殺到しても「フランス語保護」を貫くのか | 英語話者や先住民は猛反発
カナダのケベック州政府が、フランス語を全面的に保護する法案を可決した。反対派は市民の日常生活が激... カナダのケベック州政府が、フランス語を全面的に保護する法案を可決した。反対派は市民の日常生活が激変してしまうだろうと警告している。 5月24日、ケベック州議会で可決した法案96は、新たな移民や難民が同州に到着してから半年後には州当局ともっぱらフランス語でやりとりすることを義務づけるもので、従わなければ、さまざまなサービスを受けられなくなる。さらに、司法制度で英語を使うことも制限し、州内の英語学校への入学も制限する。 与党のケベック未来連合が左派のケベック連帯の支持を受け、賛成78、反対29で法案が可決した。ケベック自由党は、この法案が行き過ぎだとして反対票を投じた。分離派のケベック党は、この法案が不充分だとしている。 フランソワ・ルゴー州首相は法案の可決を祝い、これはケベックの公用語の保護を強化する努力だと表現した。一方で、この法律が言語的な少数派の権利を損なうとの恐れについては一蹴した。
2022/05/30 リンク