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ノーマ・フィールドさんの『小林多喜二』を読む - ジェンダーとメディア・ブログ
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ノーマ・フィールドさんの『小林多喜二』を読む - ジェンダーとメディア・ブログ
「多喜二さんへ」「ふたたび多喜二さんへ」という呼びかけになっている「プロローグ」と「エピローグ」... 「多喜二さんへ」「ふたたび多喜二さんへ」という呼びかけになっている「プロローグ」と「エピローグ」で読者は一気に小林多喜二が身近な人になってくる。それまではわたしにとって(おそらく多くの人にとっても)死に方が有名すぎて「生身の人間」の部分が弱い人であった。しかし、ノーマさんの長年の取材と人となりが凝縮されたすばらしい文章で一「全身を込めて主張している」小林多喜二という人間に関心を呼び起こされる。感情を揺さぶるすばらしい文章である。 ノーマさんの巧みな筆致でぐいぐい惹きつけられる小林多喜二だが、本書を読んで一番意外な発見は、彼の作品が女性を深く描いていることであった。一番有名な「『蟹工船』は例外で、多喜二の小説は女性抜きには語れないからだ」(96頁)。多喜二が銀行に就職している間に、売春を余儀なくされる女など社会の底辺で生きようとする女性を主題にした作品に繰り返し挑戦しているという。その後は、