エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
戦地に散った球児たち(6)<作家・木内昇> | AERA dot. (アエラドット)
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
戦地に散った球児たち(6)<作家・木内昇> | AERA dot. (アエラドット)
昭和8(1933)年、延長25回に及ぶ伝説の準決勝で敗退した明石中。大投手の楠本保(14~43)を温存、2番... 昭和8(1933)年、延長25回に及ぶ伝説の準決勝で敗退した明石中。大投手の楠本保(14~43)を温存、2番手の中田武雄(15~43)が登板したのはなぜだったのか。ともに慶応大へ進み、楠本の妻が嫉妬したほど仲が良かった二人。戦地での最期も、連れ立つかのようだった。 (「戦地に散った球児たち(5)」よりつづく) * * * ■中京商との25回 投げ抜いた中田 凄まじい投手戦だった。中京商のエース・吉田正男は前年、前々年と2年連続で夏の優勝旗を手にした逸材。いわゆる巧い投手で、制球力、配球、緩急の付け方まで中学生離れしていた。ちなみにこのときの中京商のショートが、のちに嶋清一を教える杉浦清である。 対する中田も集中力を欠くことなく、抜群のコントロールで中京商打線を凡打に打ち取っていく。両者、無得点のまま10回を超え、20回に達した。中継するアナウンサーの声も嗄れるほどの長丁場だ。 この試合