タイ人の世渡りのうまさを学ぶ ＜下川裕治のどこへと訊かれて＞ | AERA dot. (アエラドット)

溢れんばかりの中国人観光客がチェックインカウンターに並んでいるこの記事の写真をすべて見る フライト案内は中国語表示も。ターミナル２が国内線専用になり、混雑はちょっと解消 バンコク・ドンムアン空港で飛行機に乗り込む さまざまな思いを抱く人々が行き交う空港や駅。バックパッカーの神様とも呼ばれる、旅行作家・下川裕治氏が、世界の空港や駅を通して見た国と人と時代。下川版、「世界の空港・駅から」。第2回はタイのバンコクから。 ＊ ＊ ＊ ここは中国か……。ときどきつぶやくことがある。チェックインカウンターに並ぶあふれんばかりの中国人観光客。飛び交う中国語。最近、その傾向はとくに強くなってきていた。 バンコクのドンムアン空港である。 かつてバンコクの玄関はこの空港だった。さまざまな思いが詰まった空港である。つらい日本の社会からの逃避行の入り口でもある。アフガニスタンでアメーバ赤痢を患い、やっと到着し

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ドンムアンの中国人、人も多いし荷物も多かった。売店では僕を抜かし人民元で支払おうとして店員に無視されていた。

[azumaon]

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