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ひかりのみせ - ふんどしくわえたやまいぬ
子供の頃、家の近くにあった店は皆、薄暗かった。 入口から奥に行くにつれてガラクタや工具や部品が増え... 子供の頃、家の近くにあった店は皆、薄暗かった。 入口から奥に行くにつれてガラクタや工具や部品が増えていき、足の踏み場のなさで作られた三角形の頂点にちょこんと爺ちゃんのいる自転車屋。いつまでたっても、昭和59年版ゴジラとタイアップしたプッチンプリンのポップを飾っている魚屋。おつかいを頼まれるたび「あの店で買ってはダメ」と念を押される八百屋。商店街なんて気の利いたものは町まで行かねばなく、バス通りに、ぽつり、ぽつりとそれらの薄暗い店はあるのだった。 バスの転回所のところにある雑貨屋で、私は外国のコインを模したチョコレートがいたく欲しくなり、珍しくねだった。母は珍しく、強く、拒否した。しかし、私の我侭が打ち勝った。家に持ち帰り、その金紙をはがすと、中から土のようなものがぼろぼろこぼれた。よくよく見ると、その中にはシロアリのような虫の死骸がたくさん混ざっていた。母はぎゃっと小さく叫んだあと、だから