「原発処理水」安全でも海に流せない真相…岸田政権に完勝した「業界のドン」の正体（週刊現代） @moneygendai

2011年3月の東日本大震災で深刻な事故が発生した東京電力福島第一原発の処理水放出を進めるため、岸田政権は漁業者支援を目的とした500億円の新基金を設ける。既にある300億円の基金と合わせて800億円を投じることになるわけだが、その背景には、処理水の海洋放出に大反対を唱える全国漁業協同組合連合会（全漁連）の圧力に政権と経産省が屈したことがあった。 政府は大金と引換えに長年の懸案だった処理水放出に道筋を付けたつもりになっているが、基金の創設が決まってからも、全漁連の態度は変わっていない。しかも、春に予定されている統一地方選への影響を避けるため、放出スケジュールが先延ばしとなり、東日本大震災からの復興が滞る可能性もある。 「全漁連のドン」がゴリ押し 処理水とは、原発事故で溶けた核燃料の塊「燃料デブリ」を冷やした水から、トリチウムなど放射性物質の大部分を除去したものを指す。処理水は福島第一原発の

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なるほど…… →“島根県出身の岸氏は、同郷で「参議院のドン」として君臨した青木幹雄・元自民党参院議員会長ら大物政治家と懇意であることから、水産利権にメスを入れることができない”